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お悩み解決

【技術者目線で】ギターの音が悪くなる原因と解決法7選

今回はギターの音色について技術者目線でお伝えしていければと思います。

アコースティックギターに限らない事ですが、楽器って演奏していくうちに買った時と比べて音に変化が出てくるんですよね。大きく鳴らしていると音がダイナミックになり、指弾きで綺麗に弾いていると美しい粒立ちの音になります。より一層「自分の相棒」になってくれる感じがしてオーナーとしては本当に嬉しいですよね。

しかし、新品の時と比べて音が悪くなってしまっていたらどうでしょうか?また、中古で購入したギターが思っていたより音が悪かった場合はどうでしょうか?折角の趣味の時間が、楽しいものではなくなってしまいかねないですよね。ライブやレコーディングにも支障が出てしまいますので、早く解決したいと思うはずです。

そこで今回は、ギターの音が悪くなってしまう原因とその解決法をお伝えしたいと思います。

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こんな方におすすめ

  • 今持っているギターの音がなんとなく「抜けない」気がする
  • 中古で買ったギターが何故かあまり鳴らない or 音が伸びない
  • ギターの音色をもっとタイトにしたい
  • ギターリペアの知識を身に付けたい

「音が悪い」とはどういう事か?

音が悪いというのは、大きく2パターンあります。

1つ目は、ビビリ等によるノイズがコントロール不可能なほど発生している場合。弾く側にも聴く側にもストレスが発生しますのですぐに解消した方が良いでしょう。

2つ目は、意図せずハリのないボヨボヨとした抜けない鳴りになっていたり、明らかにバランスの悪い耳障りな音になっている場合。これは強度に関係している可能性があるため、すぐに原因を究明して解消すべきです。

今回は後者の場合の原因と解決法を解説していきます。

音が悪くなっている原因7選

弦が寿命を迎えている

寿命を迎えて伸びきってしまった弦は、ハリがなくボヨボヨとゴムのような音になってしまいます。また、私も当たったことがあるのですが、弦の精度が悪いのか初期不良で音が悪いものもあります(リペアで仕入れていたGHSのストレートバルク弦がそうでした)。

1セット300円前後の極めて安い弦もやわらかい音色なのですが、こちらはまだブルース等に使える音で、個人的には嫌いじゃありません。笑

対処法

2〜6ヶ月以上経っているような古い弦の場合は、弦交換をしましょう。錆がなくあまり弾いていなくても、これが原因で音の抜けが悪くなっている例はいくらでもあります。

ブリッジプレートが消耗している

アコースティックギターのブリッジの丁度真裏にはブリッジプレートという補強板が貼り付けられています。ブレイシング同様、ギターとしての強度を保つために重要なパーツなのですが、長年使用しているとボールエンドによって徐々に削れたり欠けてしまいます。

これが消耗により十分な強度を保てなくなると、音のバランスが狂ってしまい、締まりのないモコモコとした音になってしまうのです。

弦を外した状態でサウンドホールから手を入れてブリッジの真裏を触ってみてください。ブリッジピンの穴が大きく削れたり木が欠けてしまっているなら、修理した方が良いです。

対処法

自分で直すのは困難なので、リペアショップに持っていきましょう。ブリッジプレート貼り替えもしくは埋め木+ピンホール開け直しで見違えるほど音が良くなります。

ブレイシングが外れている

ブレイシングはアコースティックギターの強度を保つのに非常に重要な役割を持っています。ブレイシングが外れていたり、欠損していたりすると音が悪くなるどころか板が動きやすく(割れやすく)なり、余計な修理代が掛かってしまうこともあるので、一度チェックしてみてください。

こちらにチェック方法と対処法を記載しています。

フレットが浮いている

フレット浮いている場合、音の立ち上がりが明らかに悪くなります。特定のポジションのみで音に違和感を感じる場合、押さえているフレットが浮いていないかどうか確認してみましょう。目視でよく見れば分かる場合もあれば、爪を引っ掛けたり薄い紙を隙間に入れてみて確認することができます。

対処法

リペアショップに持っていくのが無難です。フレットの浮き修正は時に接着やすり合わせが同時に必要になる場合があるからです。それでも、もし自分でやってみたいと思うのであれば、下記道具を使ってやってみてください。

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サドルがゆるゆるorサドルの底面が凸凹

弦を外した時にサドルが前後左右に動くような場合は、振動がボディやネックへ十分に伝わっていません。サドルは硬質な材を溝へジャストフィットするように作らなければタイトな響きを得られないのです(エレアコの場合はサドル下のピエゾに振動を伝えるためにあえて少しゆるめに作ることもあります)。

また、粗悪なセットアップをされてサドルの底面がデコボコになっていても同様に振動を伝えることはできません(これは問答無用に調整すべきです)。

サドルを一度抜いて、底面に定規を当てて光を透かしてみてください。真っ直ぐな場合はほとんど光が漏れてきません。

対処法

サドルがゆるゆるで作り直す場合は、リペアショップできっちり作ってもらうのが断然おすすめです。

底面を真っ直ぐにするだけであれば、定規を当てて光が漏れない程度に平面が出ている台や机の上にサンドペーパー#150〜320を貼り、サドルが垂直をキープするように注意しながら削っていきます。これも、なるべくリペアショップに持って行くのがおすすめですが、やってみたいという方は削り過ぎに注意してやってみてください。

ネックが反っている

ネックが反っていると強度のバランスが崩れ、音の性質が変わります。ちょっと、というかかなり変わります。

ギターのネックは完全にまっすぐな状態を維持するのが非常に難しく、それが良いとも限らないため許容範囲内で調整が可能です。やや順反りになっている場合、音は甘く柔らかい響きに。ほぼ真っ直ぐになっている場合はシャキッとしたタイトな響きになります。

こちらにチェック方法と対処法を記載しています。

ペグのネジやロックナットが緩んでいる

ペグのネジが緩んでいたり、六角ナットが緩んでいたりすると、音もルーズな響きになります。ギターを弾く時の振動で徐々に緩んでくるものなので、プラスドライバーやボックスレンチを使って定期的に確認がてら一度締め直してみましょう。

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音の不具合が起きる原因は様々

アコースティックギターは構造上どこかのバランスが崩れてしまうと様々な不具合が起きてしまいます。さらに大きな不具合を併発したりしないためにも、日頃からメンテナンスをしたり、愛機が調子よく鳴ってくれているか聴きながら、大事に弾いてあげましょう。分からないことがあればお問い合わせフォームからお気軽にご相談くださいね!

それでは皆様、引き続き良いアコギライフを!

 

 

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