つい先程なんとなーく、デジマートを見ていると
「GibsonのJ-45standardって今30万するの?!」
とビックリしてしまいました。
J-45の現行品なら2016年までは20万円台前半(店によっては20万円を切る値段)でした。
それからマイナーチェンジがあり、材も音も値段もアップ。24〜28万円とじわじわ上がり、今やほぼ30万とは、
ギターは一体どこまで値上がりしてしまうのか…
(もし今憧れのギター購入を検討してる人がいらっしゃったら、早めに決断した方がよろしいかと、、、。)
ただ、今始まった話でもなくギターは昔から値上がりを続けているのです。
昔からギターの価格は上がり続けている
特に顕著なのがヴィンテージギターで、2021年3月に記事になっているのでこちらを是非見てみてください。
ヴィンテージギターの価格が高騰中!/三木楽器株式会社(PR TIMES記事)
その中で詳しくは書かれていない、価格が上がっている理由について触れていきましょう。
原材料の高騰
ヴィンテージはともかく、現行モデルの値上がり理由はほぼこれだと思います。
原因は2つです。
木材の枯渇
オヴァンコール、サペリ、ウォルナットをはじめとした代替材が一般的になってきました。
パーフェローやオクメ、(もはや木ではないですが)リッチライトもよく目にしますね。
インディアンローズウッドもかつてはハカランダの代替材。
アフリカンマホガニーもかつてはホンジュラスマホガニー、キューバンマホガニーの代替材。
過去使われてきた材は良質な原生林産がどんどん少なくなり、量産が難しくなってきます。
そして何より音が全然違うので、需要が無くなることはなく価値は上がります。
高騰材の中心的存在であるハカランダは、1991年にSITESの規制が掛かってからどんどん値段が上がり続けていますし、今出回っているものは木の繊維があまり詰まっていなかったり、木の取り方が悪かったり、イマイチなものも多いのです。
ハリケーン等による災害
1998年にはホンジュラスマホガニーが、近年ではスワンプアッシュをはじめとするアッシュ材がハリケーンの水害により希少になっています。
希少になると需要と供給のバランスが崩れてしまい、やはり価格は上がります。
結論:欲しいギターは早く買いましょう
どうせ数年後には値段が上がると分かっているので、一番手に入れやすい時に手に入れるのが一番でしょう。
場合によっては、本当に材が無くなって廃盤になるかも、、、?!
良いギターを修理しながら、長く使い続けるのが最もお得に楽しくギターを続けるコツです。
それではみなさん、引き続き良いアコギライフを!