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アコギ リペア/カスタム

もしもギターのネックを折ってしまったら?ネック折れギター修理の様子を公開!

どうも!アコブロのシモモリです。

今回はネック折れを繰り返したMartinが手に入りましたので修理の一部始終を公開いたします。

ネック折れ修理はしっかり施工すれば修理前よりも高い強度が獲得できますが、処理が不十分だと同じ箇所がまた折れてしまったり、最悪演奏中にまたミシミシと傷口が開いてしまいます。

どんな修理が危険で、どの状態なら安心なのか、中古ギターを探す時など判断基準として知っておきましょう。

自己判断による接着は危険⚠️

まずこちらをご覧ください。

しっかりヒビが入ってますね。オーナーさんが一度ネックを折ってしまい修理したそうですが、同じところがまた折れ、自身でタイトボンドを使って接着したとのこと。

一応チューニングできるようですが、ヒビの境目をよく見ると段差がありピッタリとくっついていません。

木部同士の接着面積が十分に確保できていないため、遅かれ早かれまた不具合が出てしまうでしょう。

そこで今回は、強度確保のため当て木を使用して修理を進めます。

強度UPを見込んだネック折れ修理

まずは木部同士の接着面積を確保するため、ネック折れ箇所を大胆に削ります。

次に、削った箇所にピッタリ合うように当て木を作ってクランプでしっかりと1日以上接着します。

接着完了したら刃物や紙ヤスリで整形します。

マホガニーの軽快で明るいサウンドにやや重厚さを加えるために、ボリュート(強度up)を付けました。

木と木の間にはどうしてもうっすらと境目ができてしまいます。ラッカーで塗装すると経年でその境目が浮き彫りになるので(僕はあまり気にならない程度なのですが)接着剤を固めてパテのようにすることで対策しています。

フィーラーで導管(木肌にある細かい溝)を埋めてから塗装、着色していきます。

ここまで来たらもう一息。

艶消しにして仕上げです。

ここまでやってあげれば、見た目にも強度的にも不安なく使えますね!ネック質量もUPしてサウンドがより力強くなりました。

ネック折れ修理は塗装込みでだいたい2週間〜1ヶ月ほどで完了します。

リペア代金は工房によってまちまちですがおおよそ20,000〜70,000円ぐらいかと思うので、モデルによっては買い換えちゃった方が安い場合がありますが、直しながら使っていくのも愛着が湧きますし自分だけの1本になってくので良いと思います!

ではまた!

  • この記事を書いた人

shimomori

1989年12月22日京都府北部生まれ。
大阪府で「Shimomori Guitars」銘でギター製作修理しながら某A社に勤める。
酒は特にウィスキーを愛する。
ギターに限らずヴィンテージが好き。

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